街全体の活性化や
価値向上までも担う
エリア最大級の
カンファレンスセンターで、
お客様それぞれの
想いの実現を支える。

1993年〜2007年:シティホテル(宴会サービス部門 / 法人営業)
2007年〜:森ビル株式会社
・大規模な会場での宴会やセミナーの運営、営業
・サービス技能検定
前職のホテルが森ビルの施設内にあり、森ビルが進める都市づくりにはその頃から興味を持っていました。バブル崩壊という社会的な危機を経ても森ビルの街は賑わいを失うことがなく、その理念の確かさに感銘を受けました。
そして2003年の六本木ヒルズの開業。六本木の新たなランドマークとして育つ姿に衝撃を受ける中、イベント施設のスタッフ募集があり、ぜひ一員になりたいと転職を決めました。
profile_Yoda Takayuki

この間どのような業務を経験してきましたか?
一貫してイベント施設の営業や運営に携わってきたのですが、最初は六本木ヒルズ49階にある「六本木アカデミーヒルズ」のフォーラム施設の営業でした。最大500人収容可能なホールの他、複数の会議室を備えた施設で、六本木ヒルズという華やかな街の中心にあり、高層階で展望も良いことから、化粧品やジュエリーの発表会や顧客招待イベントによくご利用いただきました。六本木ヒルズ内には大屋根プラザやアリーナなど幾つものイベントスペースがあり、それらを結んだ「ジャック」と呼ぶ大規模なイベント展開なども行っています。そうしたイベントを招致する営業活動が主な仕事でした。
その後、虎ノ門ヒルズ森タワーが2014年に開業することになり、開業の半年ほど前から「虎ノ門ヒルズフォーラム」の立ち上げに加わり現在に至っています。
「虎ノ門ヒルズフォーラム」の責任者として、現場の運営を担当しています。虎ノ門ヒルズ森タワーの4、5階にあり、最大のホールで800人近く、3つのホールを合わせると約2,000人が収容できるエリア最大規模のカンファレンス施設です。虎ノ門・新橋というエリア特性もあって六本木に比べるとビジネス色が強く、平日はIT関連の顧客企業向けセミナー、週末は医療関係の研究会や学会などでのご利用が主となっています。
イベント実施のための各業務には専門的な知識や経験が必要なため、協力会社と連携した専門チームで対応しています。チームの内容は、当日の来客対応を担うオペレーション担当、音響・照明・映像などのテクニカル担当、会場の設営担当、搬入・搬出を担う物流担当など。演劇やコンサートを行う劇場のようなもので、毎日セットが変わり、異なる催しを行っているわけです。そうしたイベントを、各チームを取りまとめながら安全かつ計画通りに運営するのが私の役割になります。

前職のスキル・経験は
どのように活きていますか?
ホテルの宴会部門はウェディングなど飲食を伴うバンケットが主になるのに対して、フォーラムビジネスはセミナーや商品発表会、会議などが中心になります。ただ、スペースを提供し、イベントごとに異なる空間を作りあげる点ではバンケットもフォーラムも同じなので、ホテルで色々なお客様に対応してきた経験はそのまま活きていると感じます。
一方、森ビルのフォーラムビジネスは、施設の中だけでなく虎ノ門ヒルズ全体や、周辺の街までを含めた活性化や価値向上も常に考えているのが特色。入社してからの経験で、より広い視野を持てるようになったのは新たに得たものだと思います。

どんな所に感じますか?
虎ノ門ヒルズは、まだ完成していません。2023年に4棟目となる「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が竣工してすべての施設が揃うことになります。虎ノ門ヒルズは環状2号線、通称「新虎通り」の整備や東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」との一体開発を含めた大規模な再開発プロジェクトであり、施設完成後の都市づくりに期待とやりがいを持っています。ステーションタワーにもフォーラムやイベントの施設があり、商業施設も入って賑わいが高まる。「新虎通り」でも賑わいの創出が計画されている。本格稼働したこのエリアで、どのようなお客様を呼び込んでイベントを盛り上げるかを考えると楽しみでなりません。
前職のホテルでも森ビルでフォーラムビジネスに携わってからも、「同じものはない」ことにイベントビジネスの魅力を感じてきました。少人数のホテル・ウェディングも、800人近くが集まる企業のセミナーも、それぞれに異なる想いがあり、イベントの形も様々です。その想いの実現を支えることに、この仕事の魅力とやりがいを感じています。
どのようなところに感じますか?
何かを成し遂げようと目指したときの、「集中力・スピード感・パワー」の凄さは森ビルならではだと思います。森ビルには私のように他社で独自の経験を積んできたキャリア採用の社員も多く、その道のプロ集団だから発揮できるものかもしれません。そうした森ビルの特長を肌で感じた経験が少し前にもありました。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化した2021年6月から3ヵ月、虎ノ門ヒルズ、六本木ヒルズ、アークヒルズの3会場でワクチン職域接種を実施することが急遽決まりました。対象は森ビルの施設で働いている方や住宅居住者、当社社員とその家族の計約10万人。このような医療行為を当社施設で行ったことは過去になく、全員が未経験でした。社員一丸となり、政府発表からわずか20日間で会場設営や対応体制を整えたことに、森ビルの「集中力・スピード感・パワー」を実感しました。本来の業務ではなかったのですが、森ビルの街に対する使命感を感じたエピソードの一つとして印象に残っています。
schedule 1日のスケジュール
-
7:00出勤、メールチェック、各種資料作成
-
9:00イベントホールで顧客や来場者の対応
-
10:00グループ内の定例ミーティング
-
11:00イベント会場の様子を巡回
-
12:00ランチ
-
13:00新規問合せ案件へのプレゼンテーション
-
15:00社内 管理運営ミーティング
-
17:00イベント終了、見送り、挨拶等
-
18:00退勤
private プライベート
森ビルはワークライフバランスの向上に積極的で、転職後から私も仕事とプライベートの切り分けを意識するようになりました。趣味でありストレス解消に役立っているのはショッピングとロードバイクでのトレーニング。自転車は運動不足の解消を目的に10数年前から始めましたが、今は休日だけでなく在宅勤務日も、通勤時間にあたる早朝にペダルを漕いで美容と健康の維持に努めています。