空調・衛生設備のプロとして
お客様のニーズを捉え、
より快適なオフィスへの
内装工事を推進。

2008年〜2012年:設備設計事務所
2012年〜2020年:空調設備工事会社
2020年〜:森ビル株式会社
・空調・衛生設備の新築工事設計・積算業務
・空調設備リニューアル工事の設計提案、工事見積作成
森ビルは、ただ大規模な建築物を作っているのではなく、都市づくりをしている会社だと知り、その活動に自分が培った技術力を活かしたいと考えたのが入社のきっかけでした。またエンドユーザーである入居するお客様と直接お話しして、より快適なオフィス空間づくりが一緒にできることも大きな魅力になりました。
profile_Orimo Fumiyuki

森ビルが運営しているビルのオフィスにおいて、新たに入居するお客様の要望に添った空調設備や衛生設備の工事計画を担当しています。具体的には、前のお客様が退居した後の現場調査や、テナント入居に伴う内装工事のためにデザイナーが描いた図面のチェック、ビルの管理部門との調整、設備計画の取りまとめや協力会社への見積依頼などを行っています。当社ビルのオフィスでは、お客様がコンペなどで内装設計を決めることが多く、ビル側の窓口としてその実現をサポートするような立場です。私が所属するグループが携わっているのは主に既存ビルのオフィス入居工事ですが、新築ビルのオフィステナント入居工事に伴う設備計画や設備設計業務を担うこともあります。
当社には規模の大きいビルが多く、休日に稼働しているオフィスも少なくないため、上下階や隣接区画に入居中の他のお客様のご迷惑にならないよう、工事の計画や工程を練るのも重要な役割です。
どのように活きていますか?
私は建築系の学科出身で、建築の中でも設備は引き渡し後もメンテナンスや内装工事などでお客様と長くお付き合いできることに魅力を感じ、設備設計事務所を最初の就職先に選びました。ここで様々な物件の図面を描くうちに、より現場に近い立場で働きたいと考えて空調設備の工事会社に転職。そして、さらにお客様の近くで仕事ができることに魅力を感じて森ビルに入社しました。最初の設計事務所から空調や衛生設備を専門にしてきたので、お客様からお問合せを受けた際に数多くの経験に基づいてご納得していただける説明ができるのは、培ったものが活きている点であり自分の強みになっていると感じます。
技術的な面では即戦力としての役割を果たしてきたと思いますが、消火設備などの安全面や、衛生設備における漏水対策などでは森ビルならではの厳しいルールがあります。これらについては、当社ビルの内装工事に長く携わってきた先輩たちから学んでいるところです。

お仕事の魅力・やりがいは
どんなところに感じていますか?
森ビルのオフィスに入居されるお客様にはこだわりの強い方が多く、質の高い内装工事を提供できることがやりがいの一つになっています。空調設備の場合、吹き出し口など設備の存在を目立たなくするのが一般的なのですが、少し前に行った内装工事でのお客様の希望は、設備が剥き出しのスケルトン構造。普段は天井裏に隠れている機器や配管にもデザイン性を加える面白い仕事になりました。
六本木ヒルズのような大規模物件の工事に携われるのも森ビルの魅力だと思います。竣工から20年経っていたためビル全体の設備更新も並行して行われ、他部署のメンバーと連携しながら2年にわたる工事を遂行した達成感を味わうこともできました。
そして、森ビルへの転職を決めるきっかけにもなった、エンドユーザーと直接やり取りするやりがいも感じています。最善と思われる内装工事を実施しても、ときには不具合が発生することがあります。その際の真摯な対応がお客様の信頼につながるのは嬉しいですし、次回の計画に活きる貴重な経験にもなります。

どのようなところに感じますか?
お客様と同じく、森ビルの社員も「より良いものづくり」へのこだわりが強いことが「森ビルらしさ」ではないかと感じます。お客様から出されたプランについても、関係者が集まり「この方が見栄えが良いのではないか」「こちらの方が使い勝手や機能面が良いのではないか」と盛んに議論が交わされます。
これこそお客様のご要望をより良い形で具現化しようとする姿勢の現れであり、社内の風通しの良さと、ビルオーナーであり設計・施工管理の技術スタッフもいて、ビル管理も行っている一貫性が、こうした風土の基礎になっていると思います。
すでに一度経験してはいるのですが、入居するお客様向けの、大規模な内装工事に伴う空調・衛生設備工事にまた携わりたいと思っています。スケールの大きな設備工事には、そこでしか味わえない醍醐味があります。森ビルは今も大規模な開発プロジェクトを進めているので、チャンスがきっとあると期待しています。
既存のビルの設備リニューアルでは、ビル標準の設備に手を加えることはできないため、一定の制約の中でお客様のご要望にどう応えるかに今も難しさを感じています。当社が運営する各ビルの特徴・特性をもっと理解し、お客様が理想としているオフィス空間を実現する上での、頼れる存在になるのも目標の一つです。
schedule 1日のスケジュール
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9:00出勤、メールチェック
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10:00グループ会議や案件等の社内会議
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11:00見積り用資料の作成
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12:00ランチ
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13:00リニューアル工事中の現場確認
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15:00お客様訪問、打ち合わせ
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17:00見積書の作成
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19:00退勤
private プライベート
7歳と6歳の娘がおり、帰宅後や休日は家族と過ごす時間を大切にしています。幼稚園のイベントには必ず参加するよう努めていて、発表会で成長を感じるたびに感動しています。最近、家族キャンプを初体験。とても楽しい思い出になったので、今後も続けるつもりです。