池田 祥平
リテール職群
商業施設運営業務
people 05
Shohei
Ikeda

向き合うのは、
世界のラグジュアリーブランド。
その先に描くのは、
六本木から始まる「街」の理想。

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池田 祥平
リテール職群
商業施設運営業務
career
経歴

2010〜2016年:商業施設プロパティマネジメント会社(1社目)

2016〜2019年:商業施設プロパティマネジメント会社(2社目)

2019年〜:森ビル株式会社

skill
経験・スキル

・大型商業施設の運営全般(店舗担当/プロモーション/売上管理/スタッフ教育)

・テナントリーシング

・物件立ち上げ

・保有資格:宅地建物取引士、SC経営士

why
志望動機

「街づくり」を標榜するディベロッパーはいくつもあります。けれど森ビルほど、理想とするビジョンやコンセプトが明確なところはほかにない。そう思っています。じつをいうと、私は新卒の時にも森ビルを受験しています。その時はご縁がなかったのですが、振り返ってみれば、イメージ先行の“憧れ応募”だったせいもあるかもしれません。商業施設の運営経験を積んだ今、森ビルが都市づくりに注ぐ想いの強さや、生み出せる社会的な価値の大きさを、より強く感じています。

Profile_Shohei Ikeda

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現在はどんなお仕事をしていますか?

六本木ヒルズに入居するラグジュアリーブランドや、国内大手セレクトショップの店舗担当をつとめています。担当テナントの売上合計は、六本木ヒルズ全体のじつに4割近く。名実ともに、六本木ヒルズを代表するテナントばかりだといえます。
だからこそ、要求されるビジネスのクオリティも極めてハイレベル。さらに、国際的なブランドでは日本の商習慣が通じないことも珍しくありません。たとえば出店の際に、施工のスケジュールを脇に置いてでも内外装のクオリティを極めようとする。その意向を最大限に尊重しつつも、予定通りのオープンにこぎつけるにはタフな交渉が必要です。
そんな時に役立っているのが、前職までにさまざまなアセットを運営してきた経験です。アセットが違えば、テナントも変わります。業種も業態も状況も、それぞれに異なるテナントと折衝を重ねることで、コミュニケーションの力が鍛えられてきました。それが今、「人と人」としてテナントと向き合い、お互いに満足のいく妥結点を探るうえで生きていると感じています。

これまでで特に印象に残っている
仕事を教えてください。

あるラグジュアリーブランドの誘致が印象に残っています。そのブランドが業態を変更し、場所を変えて別業態を移転オープンさせるプロジェクトでした。退店条件の交渉、出店契約の協議、入居にまつわる手続き、さらに工事の調整など、すべてのフェーズを自分が主体として推進する経験を積むことができました。
あわてたのは、隣接するレジデンス棟の入居者様からクレームをいただいたこと。騒音へのご指摘があり、解決するまで工事を中断することにしました。オープンが迫るなか、各所を駆け回りながら対策を立て、ようやく了承を得ての再開。スケジュールを立て直し、予定通りにオープンできたことに胸を撫で下ろしました。
六本木ヒルズという日本有数の商業施設に新たなテナントを迎え、お客様に喜んでいただく。その日を無事に迎えるうれしさは格別です。これからも世界的なブランドの出店がいくつも控えていますが、そのすべてのオープンを確実に遂行することに、経験のすべてを注ぎたいと思います。

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前職と比べて、業務に
どのような変化がありましたか?

前職までは、商業施設に対する「想い」のありかは、アセットオーナーである親会社でした。その想いを受け取り、形にすることが、プロパティマネジメント担当である私の役割でした。
けれど今、想いは私自身の中にもあります。ディベロッパーとして、自分はどんな街をつくりたいのか。商業エリアをどうしていきたいのか。そのためには、どんな店舗を誘致し、どんなお客様に来ていただくべきか。それを自分自身で考え、さまざまな人を巻き込みながら実現していくのです。
たとえば、六本木ヒルズの他用途で利用されていた区画の利活用について、他部署も含めて検討する会議に参画し、企画から携わる事ができました。また、お客様との関係性をより強固にするためのイベントをテナントに開催していただき、そのプロモーションを森ビルが担うといった協働も仕掛けています。自分が主体になるからこそ感じられる、これまでにない醍醐味と責任の重さ。それを思いきり味わっています。

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仕事の中で「森ビルらしさ」を
感じるシーンとは?

「街とは」「街だから」「街として」——そんな言葉が、驚くほど普通に会話に出てくることです。たとえば六本木ヒルズの販促企画を考える時にも、「その時期、森美術館では何をやっているだろう」「麻布台や虎ノ門と連携できないだろうか」と、まさに「街として」できることを模索する。六本木ヒルズに加え、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズという複合施設が立て続けに生まれてから、広義の「街」をどうつくっていくかという意識はさらに強まっていると感じています。「都市を創り、都市を育む」というビジョンを心の底から理解し、マニアックといえるほど熱心に、街や都市について考え続ける。そんな人ばかり集まっているところが森ビルらしさであり、ほかにはない強みだと思います。

ワークスタイルに変化はありましたか?

スーパーフレックスタイムや在宅勤務などの制度によって、働き方の柔軟性がかなり増しました。子どもがまだ小さく、自然と育児が生活の中心になるのですが、それに対応しやすいのもうれしいですね。妻の出産後には1か月ほど育休を取得したり、今は保育園のお迎えにも行ったりと、協力し合いながら共働きのスタイルを維持できています。
じつは子どもが生まれてから、朝の5時には起きることが習慣になってしまいました。せっかくなので8時には出勤し、まだ人の少ないオフィスで仕事に集中しています。こうした自由度の高い働き方も、森ビルに入社して得ることのできたメリットのひとつです。

schedule 1日のスケジュール

  • 9:00
    出社、メールチェック
  • 10:00
    リーシング会議
  • 11:00
    チーム内業務進捗会議
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00
    店舗巡回
  • 14:00
    新店舗オープンに向けた工事推進会議
  • 15:00
    セレクトショップとの月例会議
  • 16:00
    メールチェック、資料作成
  • 18:00
    退社

private プライベート

休日には早起きして近所の海沿いをランニングしたり、早朝から営業しているサウナでリフレッシュしたり、近所の書店で本を探したりして過ごしています。けれど、いちばんハマっているのは育児かもしれません。海や公園、動物園に一緒に出かけては、成長の速さに驚かされています。

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